展覧会005 pop plaid
8月の展覧会の作品005『pop plaid』と『ARTE STILO ecologica (All being be happy)』
田反の制作から『a cross prayers field』の制作の過程で、私が気づいたことを「ゲーテと最澄がスペインで出会った」と言葉でメモに残しました。ドイツの詩人ゲーテは「太陽が照れば塵も輝く」と言い、日本の天台宗の開祖、最澄は「一隅を照らす」と言いました。その両者がスペインで出会ったと感じました。
私が写真の中の空間の片隅から1600種類の格子模様「田反」を作りました。そのプロセスを逆流させ、複数の格子模様「田反」を1つの平面空間に還元しみようという試みが『pop plaid』です。
写真において、被写体となった実空間は、矩形の重なりとして平面の中に納まります。その1つ1つの矩形の周辺にそれぞれに個性(個別性・ユニークさ)を持った空間が存在します。ですから、「田反」を還元する作業の中では、矩形が1つの単位として意識されます。矩形の重なりを整理する過程から、テトロミノの形状が浮かびあがってきました。そした、制作過程から出てきたイメージを総合したのが『pop plaid』です。
そして、その制作の数日後、日本の自然の中の多層的な空間構成と、街の景観のごちゃごちゃさが同質のもののように感じられました。その気づき(私の空間解釈)を図像化したのが『ARTE STILO ecologica (All being be happy)』です。
「All being be happy・・」は仏教の四無量心を英文化したものをネットから引用したものです。
0コメント